産廃業の許可申請と区分

他人からの委託を受けて産業廃棄物の収集・運搬・処分をするのが産廃業ですが、これには地域を管轄する都道府県または政令指定都市の許可申請をした上で、その許可決定を受けることが必要です。

もしも産業廃棄物を運搬するために複数の都道府県に営業エリアがまたがるようであれば、積み出す場所と目的地の両方の都道府県に産廃の許可申請をしなければなりません。またひとくちに産業廃棄物とはいっても一様ではなく、そのなかにはさまざまな種類のものが含まれています。

特に病院や研究施設などから排出される感染性の廃棄物、建物の解体工事で出るアスベスト、工場から排出される廃油などといったものは、人体に対してきわめて有害なことが多いため、特別管理産業廃棄物として区分されていますので、通常の産業廃棄物とは別に、特別管理産業廃棄物のための許可申請をすることになっています。この場合にも収集運搬と処分は別々の許可申請となります。

このように産廃業の許可制度は意外と複雑なところがあり、経験に乏しい場合には申請のしかたを間違えるなどのおそれがありますので、専門家に相談をしたり、作成を依頼したりすることも考えられます。行政機関に提出する文書を報酬を得て他人のために代行するのは行政書士の役目とされており、これは法律にもとづく国家資格のひとつです。ただし行政書士とはいっても産廃業に対する専門的な知識経験をもつ人は限定されていますので、あらかじめよく確認することもたいせつです。

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